秘密…

2003年1月6日
「A Sexual」という言葉があるのを
「さびな」さんの日記を読んで初めて知った。

わたしは、もしかするとそれに近いのかも
しれない。

医学系のサイトで調べてみたがよくわからない。
紹介されている書籍を読んでみようかと思う。


わたしは夫を受け入れられなかった。


最初から。


それまでSEXの経験がなかったわけじゃない。


でも…
相手とのコミュニケーションの手段として
相手がそれを望んでいるから、
そうしただけであって、
わたしが望んだわけじゃない。
つきあってきたひとすべて、そう。


肌が触れ合うことには嫌悪感はない。
むしろ、大好き。
でも、
わたしのなかに入って来ないで
と、思う。


わたしは、あなたのもの。
と、言ってみる。
でもその裏側で、
わたしは誰のものでもない、
と呟く。


相手を満足させる為に我慢しつづけてきたから
こうなってしまったのか
もともと、そうだったのか
わからない。


でも、結婚して変わるかなと。
根拠はないけれど、
なんか変われそうな気がして。

うまく言えないけれど、
そういうことが日常生活の一部みたいに
なってしまったら
「慣れる」かなと。

「慣れ」はしなかった。

最初は我慢してた。
やがてそれも限界になると、
拒否するようになった。
夜になるのが怖いと思うようにさえなった。
どうやって断ればいいだろうって。

夫を心から愛していたけど、
わたしが彼を求めることは一度もなかった。

夫はかわいそうだった。
そういう意味で。

愛するひとがすぐ側にいるのに
彼女は自分とSEXすることを
すごく嫌っている…

それはきっとすごく辛いこと。
彼はいったいどうやってそれを
乗り越えたのだろう。

彼は本気で離婚を考えてた。
でも、離婚しなかったのは、逆に
こんなわたしをかわいそうに
思ってくれてたからかもしれない。
側にいてあげられるのは自分しかいないって。
「あなたは、シスターになればよかったね」
彼はなかば本気でそう言ってた。


どうしてこうなのだろう。
レイプされたこともないし、
SEXがトラウマになってしまうような
出来事もなかったと思う。


こんなわたしで、
これからも生きていくんだ。

ハグ

2003年1月4日
ハグ…抱きしめること。

うちの施設は入所することもできて、
常時80人から90人くらいのお年寄りが
いる。

みんなとってもサビシイ。
甘えたい、愛されたい、やさしくされたい。
(…まるであたしじゃん)
もちろん痴呆が多かれ少なかれあるわけで、
なかには意志の疎通が困難なくらい重度の方
もいるけれど、
サビシイときにはハグ。

これがいちばん効き目がある。

手をにぎる。頬や髪をやさしくなでる。
そして抱きしめる。
どんな薬よりも、ささくれだった精神を
癒してくれる気がする。
そっと抱きしめて、背中をさすって
いると、泣き出してしまうおばあちゃん達。

そして、そんなおばあちゃん達に逆に
癒されているあたしがいる。

あたしが誰かのちからになっているのかも
しれない…それが、今のあたしをささえてる。

新しい年に

2003年1月2日
May the peace and beauty of the season
be with you throughout the coming year.

みなさまにとって実り多き一年と
なりますように


今、Think Blueを読んでくださっている
あなたへ
この拙い文章を読んでくださって、
ほんとうにありがとうございます。

Webで日記を書きはじめて、
自分の心のなかをさらけ出すことは、
ある種快感でもあるということに
気付きました。

顔も知らない、どこかの誰かへ
誰も知らないわたしの本当の心を
打ち明けているなんて、
ちょっとドキドキで、ワクワクするような
不思議な気分。

でも、書くことで、
誰かに読んでもらうことで、
わたしは
自分を見失わないで
いられる。

ほんとうに
ありがとう。

そして、
みなさんの日記を読んで
泣いたり
笑ったり
大笑いしたり
怒ったり
しみじみしたり
ウフフ、だったり
あーんなことや、こーんなことまで
その他いろいろ。(笑)

いきるちからと
たくさんの元気を、ありがとう。

すごく辛いって思うことの方が多い
そんな毎日だけど
がんばって
生きていきます。

たくさんの感謝と、心からの愛をこめて


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