今日は病院ボランティアの日。
毎週月曜日は耳鼻科の診察が30人限定
なんですけど、診療開始の15分前にすでに
30人に達してしまう程患者さんが多く。
時間が経つのがあっと言う間でした。

この病院は精神科が別棟になっていて、
私達は初診の患者さんをそこへご案内することが
多いのですが、今日、中学生くらいの女の子を
ご案内することがありました。

祖母と父親につきそわれた彼女は無表情。
どういう症状で来られたのかわかりませんが、
大丈夫、きっと回復するよ、って言って
あげたい気持ちでいっぱいになりました。

精神科の待ち合い室の前を通って初診の待ち合い
室へ行く時に、なかには声をかけてこられる患者さんが
いらっしゃいます。私が盾になって、適度に聞き
流しつつ、適度に受け答えて通り過ぎるのですが、
彼女がすこし体を堅くしているのが感じられました。
言い方は良く無いかもしれないけれど、自分は
こういう人達が行くようなところで診てもらうのか、
みたいな、ショックもあったんじゃないでしょうか。

思春期外来という名で一応区別されているの
ですが、科を別にするとか、もうすこし
落ち着いて受診できるように考えてあげてほしいと
思いました。デリケートな年齢ですし。

あたしは、と言えば、
もうずっとアームバンドをはずしてます。
傷はほとんど白くなってますが、大きいのはさすが
に赤く、くっきりと残ってます。
普通に付いた傷じゃないのは一目でわかると思う
けど、でも誰もこの傷のことを言わない。
聞かない。
すごく有り難いなと思います。
ま、もし、何か言われても平気ですよ。
普通に「ケガしたの」と言い切ります。

あたしは
もう、大丈夫。

人は回復するよ。
だから。
きっと。

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