くーちゃんチーズケーキにハマる
2003年10月19日ある日突然何かが食べたくなると、しばらくそればっか食べたがる…という性癖の持ち主、くーちゃん。
彼女、このところチーズケーキにハマってます。ケーキ屋さんから、コンビニ、はてはスーパーに至るまで、自分好みの食感と味を探し続け、結局出た答えは、
「ママが作ったのがいちばんおいしい」
きゃ〜〜なんていい子ちゃん。大好き〜っ。
ま、なんかうまいことノセラレタ気がしなくもないですが。
というわけで、夜の8時から…焼いてます。
考えてみれば、中学に入ってから、ろくにケーキなんて焼いてない。昔は毎日のように焼いていたのに。
そんな話になって、ふと、クリスマスの時のことを思い出した。
「うちのクリスマスにはいつもケーキがいっぱいあったよね。」
「うん、うん」
「多い時なんか4つくらいなかった?」
「そうそう、もっとあったかもよ」
「いつも残って大変だったよね。」
「うん………。」
「………。」
あたしはつい無口になる。
意識的にか、無意識にか、彼女もこれ以上はこのことについて話さない。
ふたりとも、たぶん同じことを想い出しているはずなのに。
ケーキをいっぱい買って来たのは、夫だった。
毎年あたしがクリスマスケーキを焼くにもかかわらず、必ず何個か買ってきたのだ。
で、あたしはいつもちょっと怒ってた。あたしの焼くケーキがまずいとでも?(だって、そう思っちゃうよね)しかもそんな何個も買って来て食べきれないのに、もったいないでしょう?なんてね。
今になるとわかる。彼はケーキを買ってきたかったのだ。妻と娘が待つ家へ、クリスマスのケーキを買って帰りたかったのだ。
あたしはクリスマスくらい彼にケーキを買わせてあげるべきだった。いつも焼いてるんだもの、じゃ、クリスマスのケーキはお願いね、って、彼にまかせてあげればよかった。
もったいないとかそんなことなんて、どうでもよかったのに。何個でも好きなだけ買わせてあげて、3人で食べ散らかして、笑って、楽しければ、それでよかったのに。
どうして、そんな小さなことにこだわっていたのだろう。あたしって。そんなことで機嫌をそこねたりして。どうして?どうして?
いろんな想いがあふれてきて、あたしは胸が熱くなる。
「じゃ、ケーキ焼けたら呼んでね」
くーちゃんはさりげなく自分の部屋に行った。
キミって、そういうとこ、ほんと大人だ。
彼女、このところチーズケーキにハマってます。ケーキ屋さんから、コンビニ、はてはスーパーに至るまで、自分好みの食感と味を探し続け、結局出た答えは、
「ママが作ったのがいちばんおいしい」
きゃ〜〜なんていい子ちゃん。大好き〜っ。
ま、なんかうまいことノセラレタ気がしなくもないですが。
というわけで、夜の8時から…焼いてます。
考えてみれば、中学に入ってから、ろくにケーキなんて焼いてない。昔は毎日のように焼いていたのに。
そんな話になって、ふと、クリスマスの時のことを思い出した。
「うちのクリスマスにはいつもケーキがいっぱいあったよね。」
「うん、うん」
「多い時なんか4つくらいなかった?」
「そうそう、もっとあったかもよ」
「いつも残って大変だったよね。」
「うん………。」
「………。」
あたしはつい無口になる。
意識的にか、無意識にか、彼女もこれ以上はこのことについて話さない。
ふたりとも、たぶん同じことを想い出しているはずなのに。
ケーキをいっぱい買って来たのは、夫だった。
毎年あたしがクリスマスケーキを焼くにもかかわらず、必ず何個か買ってきたのだ。
で、あたしはいつもちょっと怒ってた。あたしの焼くケーキがまずいとでも?(だって、そう思っちゃうよね)しかもそんな何個も買って来て食べきれないのに、もったいないでしょう?なんてね。
今になるとわかる。彼はケーキを買ってきたかったのだ。妻と娘が待つ家へ、クリスマスのケーキを買って帰りたかったのだ。
あたしはクリスマスくらい彼にケーキを買わせてあげるべきだった。いつも焼いてるんだもの、じゃ、クリスマスのケーキはお願いね、って、彼にまかせてあげればよかった。
もったいないとかそんなことなんて、どうでもよかったのに。何個でも好きなだけ買わせてあげて、3人で食べ散らかして、笑って、楽しければ、それでよかったのに。
どうして、そんな小さなことにこだわっていたのだろう。あたしって。そんなことで機嫌をそこねたりして。どうして?どうして?
いろんな想いがあふれてきて、あたしは胸が熱くなる。
「じゃ、ケーキ焼けたら呼んでね」
くーちゃんはさりげなく自分の部屋に行った。
キミって、そういうとこ、ほんと大人だ。
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