ハゴロモ

2003年2月20日 読書
「よしもとばなな」の「ハゴロモ」を読んだ。

カタカナの「ハゴロモ」という表記が
なんだかやさしい感じがして
平積みにしてあったなかから
何の気なく手にとってみた本。

ひさしぶりに気持ち良く泣けた。

声をあげて。

子供みたいに。

心のなかの固いものが、少しほぐれて
やわらかくなった感じがする。

こう、だから、こうなんだよ。
というような、ハッキリとしたメッセージが
あるわけじゃないのだけれど

あの、みつるくんの小さい手袋みたいに
わたしを暖めてくれて

トゲトゲしているあたしの心を
ふんわりと包んでくれて

流したかった涙を
流させてくれた。

                      

                        

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